【スペイン巡礼】カミーノって安全?リアルな治安事情&対策まとめ

【スペイン巡礼】カミーノって安全?リアルな治安事情&対策まとめ

こんにちは、パリ在住フリーランスライターのnatsumi(@natsumiinparis)です。

平成最後の夏は、スペイン巡礼・カミーノに挑戦。

フランスのサンジャンピエドポーから、

サンティアゴ・デ・コンポステーラまで

総距離799km、所要日数36日

女一人で歩ききりました。

※巡礼中の日記はnoteで公開中。

 

今回は、あまりカミーノのブログで見かけない、

治安や危機管理についてシェアします。

ブログをいくつか読んだ上で、

「カミーノって結構安全なんでしょ?」

安心しきっている人もいるかもしれません。

実際、私も同じ状態でした。

 

たしかにいざカミーノを歩いてみると、

女一人でも全く問題ない

基本的には安全だと感じました。

しかし、とあるアルベルゲ(巡礼宿)の

日本人ボランティアの方から

リアルなカミーノの治安事情を伺い、

「男女関係なく危機意識はしっかり持とう!」

と改めて考えさせられたのも正直な感想です。

 

ボランティアさんに伺った治安事情

私の実体験もふまえた危機管理方法

安全にカミーノを歩くために役立つこと間違いなし!

特に冒険好きなあなたこそ要チェックですよ〜!笑

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ヒッチハイクは厳禁!

一般的には安全と言われる巡礼路も、

ヒッチハイクは厳禁です!

道中で出逢った巡礼者の中には、

時間がないor足の不調などの理由で

ヒッチハイクをしたと話す人がいました。

実際、バスカミーノの予定がバスがなかなか来ず、

しびれを切らし急遽ヒッチハイクに

切り替えた人たちを目の前にしたことも。

 

彼らは安全に目的地に着けたからよかったものの

カミーノも海外、

いつ何が起きてもおかしくありません。

非日常の旅を続けていると、

ついさらに冒険したくなりますが

手遅れになる前にぐっと堪えましょう。

 

ボランティアさんも、日本人大学生で

「○○kmヒッチハイクしてきました!」

誇らしげに報告してくる人がいたらしく

今後はやめなさいと注意したとのことでした。

 

時間がないならおとなしくバスを利用する、

体調が悪いなら休息日を作るなど

安全にカミーノを楽しむことを第一に考え行動しましょう。

実際に事件は起きている

ボランティアさんのお話で最も衝撃的だったのが、

実際に悲しい事件が起きているということ。

2015年にアメリカ人の女性巡礼者が

行方不明になり殺害される事件が発生。

「この平和な雰囲気の巡礼路で?」と耳を疑いました。

特に女性巡礼者は、

  • 夜遅くに一人で歩かない
  • 宿には暗くなる前に到着する
  • 怪しい通りには入らない

といった最低限の危機意識

常に持つよう心がけましょう。

 

といっても夜はともかく

早朝まだ暗い中を一人で歩くときもあります。

そのときはいつも以上に

サインを見落とさないよう気をつけ、

15分歩いても次のサインが見つからないときは戻ろう

と決めて歩いていました。

 

ペースが早いなら明るくなるのを待てますが

のんびりペースで朝早く出発する必要がある人は

ぜひ参考にしてください。

盗難にも注意

巡礼中、途中の休憩などで

バックパックをおろし外に置いたまま

バルに入って注文することがあります。

山の中や田舎道では

一時的にバックパックから目を離しても

基本的に問題ありませんが、

車の通る道は要注意!

知らぬ間に持って行かれてしまい、

たまたま中にパスポートを入れていて

非常に困った巡礼者が過去にいたそうです。

まず貴重品は肌身離さず持ち歩くことが鉄則ですが、

少し大きな街や車通りのある道にいるときは

バックパックの管理にも注意しましょう。

 

また、残念なことに

宿内での盗難も発生しかねません。

ボランティアさんの話によると、

たまに路上生活者の人が巡礼者を装って

泊まろうとしてくるケースがあるため、

チェックイン時にクレデンシャルのスタンプを

よく確認し本当に巡礼者かどうか見極めるそうです。

受付でも目を光らせてくれているとはいえ、

どんな人が同じタイミングで

泊まっているかはわかりません。

 

余談ですが、私は巡礼2日目にして

干しておいたTシャツを盗まれました。

貴重品ではなくTシャツで済んでよかったですが、

荷物を軽くするために

3枚しか持ってきていなかったし

わざわざ事前に購入した速乾性の物だったので

少しショックでした。

 

基本的にアルベルゲには

貴重品ロッカーはないので、

お金やパスポートなどは肌身離さず管理しましょう。

私は小さいポシェットに

スマホ、パスポート、クレデンシャルを入れ

さらにマネーベルトにお金と国際キャッシュカード

パスポートのコピーなどを入れて

常に持ち歩いていました。

 

たまにベッドの上にパスポートの入った

透明なジップロックをそのまま放置している人がいて、

おいおい…と思ったことも。

いくら巡礼路が平和な空気に包まれているからといって

危機管理がおろそかにならないよう気をつけましょう!

まとめ:最低限の安全対策で楽しい巡礼を!

スペイン巡礼のリアルな治安事情いかがでしたか?

思ったよりいろいろ起きているんだな…と

少し脅かしてしまったかもしれません。

基本的には女性一人でも問題ないくらい安全ですが、

危機意識は高いに越したことはありませんよね。

  • ヒッチハイクなど、無謀なことはしない
  • 夜の一人歩きは避ける/早朝は道に迷わないよう注意
  • 貴重品は肌身離さず身につける

最低限この3点は肝に銘じて

ぜひ楽しい巡礼旅を満喫してください!

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