【夏のスペイン巡礼】カミーノのベストな持ち物とは?【徹底解説】

【夏のスペイン巡礼】カミーノのベストな持ち物とは?【徹底解説】

こんにちは、パリ在住フリーランスライターのnatsumi(@natsumiinparis)です。

平成最後の夏は、スペイン巡礼・カミーノに挑戦。

フランスのサンジャンピエドポーから、

サンティアゴ・デ・コンポステーラまで

総距離799km、所要日数36日

女一人で歩ききりました。

※巡礼中の日記はnoteで公開中。

 

カミーノの準備をする上で、

もっとも悩むであろう持ち物。

一般的に総重量6〜8kgくらいに収めるのが鉄則です。

要するに、持ち物はかなり厳選する必要があります!

「じゃあ最低限何を持っていけばいいの?」

というお悩みを解決すべく、

1ヶ月の夏の巡礼で必須の持ち物、

あると良い物、あればよかった物、

いらなかった物の4つに分けて

徹底解説していきます!

アイテムごとの選び方のポイントや、

カミーノならではの用途も必見です!

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スペイン巡礼必須の持ち物

バックパック

mont-bellのキトラパック 40 Women’sを購入。

バックパックを選ぶときのポイントは、

耐水性・軽量性・フィット感の3点。

カミーノは雨の日も歩かなければいけないので、

耐水性は非常に重要なポイント。

ザックカバーが付属されている場合が多いですが、

なければ追加で購入しましょう。

また、1日20km以上歩くことを考えると、

できるだけ荷物は軽いほうがいいので軽量性も大事です。

女性はWomen’sモデルを選ぶと

体にフィットしやすく歩きやすいのでおすすめですよ。

 

お店で気に入ったバックパックがあれば、

6〜8kg分くらいの詰め物をしてもらい

実際に背負ってフィット感を確かめましょう。

私は40Lのバックパックにしましたが、

実際道中で出会った人は30Lくらいの物を

背負っている人が多かったです。

雨の日を考慮しGoretex対応

かつ山登りにも対応しているハイカットの

トレッキングシューズをColumbiaで購入。

靴は何と言ってもはき心地が一番!

mont-bellやColumbiaなど、

いくつかのブランドの店をまわり

試着を繰り返しました。

店員さんにも相談しながらよく吟味しましょう。

個人的にはmont-bellの店員さんはいつも親身に

相談にのってくださるのでお気に入り。

「これ!というのがないなら他店もまわってから

決めたほうが良いですよ。靴は本当に大事なので!」

と言ってくれました。

サンダル

アルベルゲ内はトレッキングブーツで

歩き回れないことが多いので必須です。

シャワーはもちろん街歩きにも重宝します。

私はベトナムで買った刺繍入りのサンダルを

持参しました。

 

ちなみに、ハイキングでも使えるような

しっかりしたサンダルを持参している人もいます。

彼らはマメ防止のために登山靴より

通気性の良いサンダルを愛用していました。

よっぽどの山道でないかぎり、

サンダルでも巡礼は可能なようです。

荷物の重量との相談になりますが!

貴重品用ポシェット

私はH&Mで売っているような

ファッション用のちゃっちい物を持参笑

ようするに、スマホ・クレデンシャル・

財布・パスポートが入れば何でもいいです笑

【スペイン巡礼】カミーノって安全?リアルな治安事情&対策まとめでシェアしているとおり、

巡礼中の貴重品管理は非常に大切。

バックパックには最悪盗られても良いものしか入れず

貴重品用ポシェットを肌身離さず身につけていました。

 

他の巡礼者はスポーツ用の

ウエストポーチを身につけている人が多かったです。

トラベルシーツ

夏の巡礼なら寝袋ではなく、

トラベルシーツだけでも十分です。

ただ9月にもなると朝晩はかなり冷えるので

ウルトラライトダウンにヒートテックを着て

対応していました。

寝袋は結構かさばるし重いので、

トラベルシーツにして正解でした。

私は防虫効果もあるコクーンのトラベルシーツ

ここ数年愛用しています。

レインウェア上下

私は運が良く歩いている日は

一度も雨が降りませんでしたが、

基本的にレインウェアは必須の持ち物です。

mont-bellのストームクルーザーは、

耐水性はもちろん防寒具としても使えるのでおすすめ。

早朝に出発するときは冷えるので、

いつもストームクルーザーを着用していました。

防寒具

ウルトラライトダウン

夏の巡礼といえど、防寒具は

朝晩の街歩きや就寝時には必須です。

全てのアルベルゲで毛布を貸し出しているわけではないし

南京虫が心配であまり使用したくなかったので

ユニクロのウルトラライトダウンは本当に重宝しました。

軽いしコンパクトにまとまるし、

荷物を小さくしたい巡礼にも最適のアイテムですよ。

ヒートテック1枚

寝袋でなくトラベルシーツを持参した代わりに

寝るときはヒートテックを着ていました。

衣類

速乾Tシャツ&ズボン2枚ずつ

ユニクロの速乾スポーツウェアを用意。

アルベルゲに昼過ぎに到着、洗濯をし

寝る前には乾いていてほしいので、

なるべく速乾性のものがおすすめです。

毎日洗濯しないと翌日着るものがなくなりますが、

宿に着いたら洗濯!が習慣化するので

2着でも着回せます。

もしさらに必要なら現地で買い足せば良いです。

下着2着ずつ

服と同じように、

速乾性のスポーツタイプがおすすめ。

洗濯干しスペースにみんな一斉に干すので

女性もスポーツ用の下着なら

恥ずかしくないし浮きません!

登山用靴下&薄い靴下2足ずつ

登山用の厚手の靴下を履きましょう。

靴を履いたときに中に隙間があると

摩擦が発生しマメの原因になります。

ただ、結構蒸れました。

それもマメの原因になるので

途中薄手の靴下を追加購入し二枚履きに変更。

休憩中に薄い靴下だけ履き替えて

なるべく足が蒸れないよう工夫していました。

また、マメ予防には五本指ソックスが無敵だと聞きます。

私はかかとによくマメができたので、

どちらでも変わらなかったですが笑

洗濯&シャワー関連

紐付き洗濯バサミ

アルベルゲの洗濯干しスペースには

洗濯バサミが付いていないことがほとんどです。

日本の100均で買っていきましょう。

登山用の靴下は厚手なので夜までに乾かないことも

何度かありましたが、

バックパックのサイドに吊るして

歩きながら乾かしていました。

速乾タオル

巡礼の持ち物で「速乾」は必須事項ですね!

私は2枚持ち歩き、

1枚は歩いているときに首に下げる用、

もう1枚はシャワー用にしていました。

また、足を痛めたときに、

氷やアイスノンを包んで圧迫し

アイシングをするのにも役立ちました。

シャンプー&ボディソープ

ヨーロッパのスーパーならほぼどこでも手に入る

シャンプーとボディソープが1セットになった物を持参。

さらに洗濯も同じ物を使用し、

少しでも荷物が減るよう工夫していました笑

歯磨き&洗顔セット

洗顔系は自分の肌に合う物を

日本から持参すると安心です。

日焼け対策

帽子

夏のスペインの日差しは強烈!

熱中症予防にも帽子は必須です。

ピレネー越えの前日も巡礼事務所の人が

「明日は暑いからみんな絶対帽子被ってね〜!」

と注意喚起していました。

日焼け止め

日焼け対策の必需品。

塗ってもすぐ汗で落ちるので、

私にはあまり効果がなく真っ黒に焼けましたが笑

紫外線予防のためにも

みなさんはちゃんとこまめに塗りましょう笑

救急セット

針/消毒液/絆創膏

マメ治療グッズです。

この3点は現地では高いor手に入りづらいので

日本から持参することをおすすめします。

ワセリン

毎朝出発前にマメ予防のため足に塗りたくります。

その他肌が乾燥したときにも使える優秀アイテム。

現地でも簡単に手に入りますが、

どうせ初日から使用するので日本から持参したほうが楽です。

爪切り

1ヶ月も歩くとなると爪切りは必須。

現地で売っているところはあまり見られませんでした。

ロキソニンなどの痛み止めや

日本で使っている市販薬も持参しました。

足を痛めたときにロキソニンを飲んだり、

ロキソニンの湿布を貼ったり、

予想以上に出番はありました。

電化製品

充電器&モバイルバッテリー

変換プラグCタイプも忘れずに!

ヘッドライト(替えの電池も)

ヘッドライトでなく手持ちの懐中電灯でも良いですが

とにかくライトは絶対に必要!!

早朝のまだ暗い中を歩くときに、

ライトがないと足元はもちろん

何よりサインを見落とす可能性があります。

替えの電池も念のため持参しましょう。

トレッキングポール

他のブログで「あったら良い」

と紹介されることが多いですが、

私はあえて必須の持ち物として挙げます。

よほど山登りに慣れている人なら必要ありませんが、

「1日20kmも歩くなんて人生初!」という人は

膝を守るためにもぜひ持参してください!

ずっと膝の痛みに苦しめられた私は、

途中親切な巡礼者のおじさんが1本恵んでくださり

その後の山道を無事歩ききることができました。

トレッキングポールがあるだけで、

上りも下りも圧倒的に楽になります。

現地の巡礼グッズショップでは20ユーロ前後、

お土産屋さんでは木の棒?みたいなものが

5ユーロほどで購入できます。

ぜひピレネー前に入手してくださいね!(切実)

ジップロック

雨が降ったとき用にクレデンシャルや

モバイルバッテリーを入れていました。

途中で購入したお菓子を小分けにして

持ち歩くのにも重宝します。

ポケットティッシュ

ヨーロッパには無料のティッシュ配りなどいないので笑

日本からいくつか持参しました。

たまにトイレに紙がなかったときは、

ポケットティッシュがあって助かりました。

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スペイン巡礼であると良い物

Gopro

アクションカメラは巡礼中の壮大な景色を

写真や動画におさめるのに最適です!

小型で荷物にもならないのも嬉しいポイント。

一眼レフは大きいし何より重いので持参しませんでした。

S字フック

アルベルゲのシャワールームには、

袋やタオルをかける場所がないこともしばしば。

重くもないしかさばらないので、

大きめのS字フックを1つ持っていると重宝します。

マネーベルト

貴重品はポシェットに入れていたと話しましたが、

さらにお金を分散させるために、

マネーベルトも活用していました。

財布には最低限の現金しか入れず、

残りは全てマネーベルトへ。

ATMで現地通貨を引き出す国際キャッシュカード

パスポートのコピー予備の写真も一緒に保管。

備えあれば憂いなしです!

ビニール生地の袋

シャワールームが狭くて、

服や貴重品ポシェットをそのまま掛けておくと

濡れてしまう場合に、

巾着型の大きいビニール生地の袋が役に立ちました。

エコバッグ

スペインのスーパーでは基本的にレジ袋は有料です。

自炊の買い出し時は毎回エコバッグを持参していました。

さらにちょっと街を散策するときに、

貴重品ポシェットには入らない

水やお菓子、上着などを入れられて便利ですよ。

スペイン巡礼であればよかった物

サポートタイツ

あまりトレーニングもせず出発すると

当たり前ですが膝を痛めます笑

私はまさにそのパターンで、

途中薬局で散々サポーターを買う羽目になりました笑

それなら最初からサポートパンツを履けば

少しは違ったかな〜と感じます。

(もちろんまずは事前トレーニングですが)

調味料

アルベルゲには、先人たちが置いていった米やパスタ

シェアされていることが結構あります。

米はあっても醤油などの日本食に必須の調味料はなく

結局毎回トマトソース味のリゾットかパスタを作る羽目に笑

小瓶に醤油を入れたり本だしを持ってきたりすれば、

日本食が恋しいな〜なんてときに重宝しますよ!

醤油の大きなボトルをそのまま持ち歩いていた

韓国人男子に出会いましたが、

かなり重いのでおすすめしません笑

スペイン巡礼でいらなかった物

スーパーの袋

早朝に出発したいとき、

まだ周りは寝ているから静かにしたいのに

スーパーの袋がシャカシャカ鳴って困りました。

他の巡礼者への配慮の意味もこめて、

なるべくスーパーの袋は使用しないほうが無難です。

トイレットペーパー

アルベルゲでは基本的に

トイレットペーパーが完備されています。

たまに休憩で立ち寄ったバルのトイレになく

ポケットティッシュを使うことはありましたが、

トイレットペーパーはほとんど出番なし。

重くはないけどかさばるので、

別になくても困らないな〜と感じました。

南京錠

アルベルゲには貴重品ロッカーがありません。

貴重品は常に肌身離さず持ち歩くので

南京錠は使う機会がありませんでした。

ガイドブック

欧米人たちはみんなガイドブックを持ち歩いていましたが、

私はいろいろなブログ記事を参考にしたり、

サンジャンピエドポーの巡礼事務所で初めにもらった

高低差表とアルベルゲ一覧表

日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会のHPで

公開されている巡礼ルートスクショを活用し

十分対応できました。

ガイドブックは分厚く持ち歩くのにも重そうだし、

公式アプリは有料と聞いたので、

一番安く軽く済ませる方法は私の方法かなと思います。

サバイバルナイフ

私が持っている物は多機能な分重かったので

もはや初めから置いていきました。

実際アルベルゲの共有キッチンには

基本的にナイフは置いてあります。

道中でサンドイッチを自分で作る機会も

ありませんでした。

すぐ食べられるマフィンや

フルーツを持ち歩いたほうが楽なので笑

サバイバルナイフは飛行機の機内持ち込み手荷物に

入れられないのも持っていかなかった理由の1つです。

まとめ:荷物は最小限にして快適なカミーノを!

最後までお付き合いいただきありがとうございます!

長々と解説しましたが、

ほとんどの物は道中でも入手可能です。

あまり神経質になりすぎず、

最小限の荷物で身軽に出発しましょう!

くれぐれも荷物が重すぎて、

初日のピレネー越えで泣くことにならないように…笑

>>>カミーノの女性ならではの不安解消も必見!

 

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