こんにちは、パリ在住フリーランスライターのnatsumi(@natsumiinaparis)です。
欧州のインバウンド市場の現状を探るべく、
フランス・パリを拠点に
旅行見本市や日本文化イベントへの取材を
続けること1年。
現地で取材したからこそ得られた貴重な情報も多く、
今後に繋がる良い経験になったことはたしかですが、
一方で、語学力という壁にぶつかったのも事実。
今回は、ワーホリなど、
期限付きの海外(特に非英語圏)滞在でも
渡航前に語学力をつけておくべき3つの理由を、
フランス・パリでライターとして活動する
筆者の経験談とともにシェアしていきます。
Contents
なぜフランス語を勉強しなかったか
日本で文法書を購入しフランスに持参しましたが、
いざパリに着いたら、
「英語と簡単なフランス語だけで生活できる」
と気づいてしまったのが大きな理由です。
パリ中心部なら街中で
英語が通じる可能性は高く、
もはやお金さえ出せば
日本語サービスも利用できる環境です。
カフェやレストランでの簡単な会話さえ
フランス語でできれば、
日常生活で不便を感じることは
ほとんどありません。
何なら中心部は英語のみでも大丈夫です。
もちろんワーホリ後も就労ビザなどに切り替え
長期で滞在したい場合は別ですが、
筆者の場合ワーホリが終われば
フランスに住む予定は全くなかったので、
1年生き延びれれば十分でした。
しかし、フランスでライターとして
取材を続けていく中で、
「やはりフランス語は
ある程度勉強しておくべきだった」
と感じるようになりました。
①現地人へのインタビューが厳しい
旅行見本市等へ取材に出かけたとき、
フランス人の来場者にインタビューを試みるも、
英語があまり通じず基本的な質問しかできない
といった事態に陥りました。
たしかにパリ中心部の接客業の人たちは
英語がある程度話せますが、
一般来場者へより深い内容の
インタビューをしたい場合は、
フランス語を話す必要がありました。
お隣のドイツは比較的年配の方でも
英語を流暢に話せる場合が多く、
基本的にコミュニケーションは
円滑に進んだため、
状況が国によるのはたしかです。
しかし少なくともフランスの場合は、
フランス語が出来たほうが
はるかに実りある取材になったと
痛感しています。
②情報収集の手段が限られる
フランスの現地情報をタイムリーに把握し
メディアで発信するためには、
フランス語でニュースを読んだり
聞いたりする必要があります。
例えば、黄色いベスト運動が
観光業や経済に与えた影響を、
具体的な統計とともに執筆したいとき、
ノートルダム大聖堂の火災の状況を
いち早く把握し執筆したいとき、
フランス語ができたらはるかに早く
正確な情報が手に入れられたと感じました。
第一次情報をいち早くキャッチするためには
やはり英語だけでは不十分で、
フランス語力が必要になる場面は多いです。
③現地のフリーランスコミュニティーへ参加しづらい
パリではコワーキングスペースや
ノマド向けカフェなどで、
定期的にイベントが開催されています。
現地のフリーランスが集まるイベントで
交流したいと思ったとき、
告知がフランス語オンリーで
参加しづらいというケースがありました。
フランス語ができないと
そもそもイベントの開催情報を
手に入れることが難しいのはもちろん、
いざ告知を見つけてもフランス語だと
イベント内容がよくわからないので、
結果的に参加が厳しくなります。
スタッフに開催内容を英語で質問しておいたり
フランス語コミュニティーとわかっていながら
思い切って参加してみるのも1つの手ですが、
弾丸でディスカッション中のフランス人の中に
英語で飛び込むのはかなり勇気が必要です。
現地でフリーランスコミュニティーを探すため、
そしてイベントで参加者と打ち解けるためには、
ある程度のフランス語力は必要と感じます。
海外フリーランスとして成長するなら語学力があるとベター
期限付きの海外(特に非英語圏)滞在でも、
渡航前に語学力をつけておくべき
3つの理由をシェアしました!
日常生活は英語で問題なく過ごせても、
いざフリーランスとしての活動の幅を
広げようとすると、
フランス語力はある程度必要になる
と筆者は痛感しました。
あくまで筆者個人の見解ですが、
非英語圏でフリーランスとして活動したい人は
現地の言葉が日常会話程度までできると、
仕事の面でもかなりプラスになると感じます!
現地に来てからだと環境に慣れるのに必死で
余裕があまりないので、
できれば渡航前から勉強を始めるのがおすすめです!
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