こんにちは、パリ在住フリーランスライターのnatsumi(@natsumiinparis)です。
平成最後の夏は、スペイン巡礼・カミーノに挑戦。
フランスのサンジャンピエドポーから、
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで
総距離799km、所要日数36日!
女一人で歩ききりました。
※巡礼中の日記はnoteで公開中。
具体的な期間は、8月21日〜9月25日。
出発前に私が心配していたのは3点。
- 夏休み中のヨーロピアン学生で溢れて騒がしすぎないか
- アルベルゲはすぐ満室になるのか
- 暑すぎないか
夏の巡礼路は暑さと人の多さが大変!と聞いていましたが、
結論から言って8月後半スタートは大正解でした!
それでは早速、夏後半のスペイン巡礼がおすすめな理由を
フランス人の道の様子とあわせて紹介します。
気候に関する注意点もシェアするので、
最後までお見逃しなく!
※あくまで私の体験ベースの話になります。
年によって状況が変わりうるので、
1つの参考にしていただけたら幸いです。
若者グループよりシニア層が多い
私もまだ24歳ですが、
学生ノリの大勢で騒いでいる状況がかなり苦手。
どちらかというと、せっかくの巡礼なので
落ち着いた雰囲気の中自分と向き合いたいと
思っていました。
だからこそ、絶賛夏休み中のヨーロピアン学生グループが
わいわいしていたらちょっとなあ…と心配でした。
しかし実際は、8月後半から歩き始めたことで
彼らとは少し時期がずれたのか、
むしろヨーロッパのシニア層によく出会いました。
ご夫婦での巡礼や1人で来ている人など、
想像以上に巡礼路は落ち着いていた印象。
1ヶ月を通して私より若い人にはほぼ出会いませんでした。
たまにアルベルゲで大騒ぎしているグループがいましたが、
学生というより20代後半の若者が多かったです。
彼らもある程度大人なので消灯時間が近づけば
さすがに静かにしてくれたので、
特に嫌な思いをすることはありませんでした。
学生ノリの賑やかさがあまり得意ではない人も、
8月後半や9月頃なら、
多少なりとも落ち着いた雰囲気で歩けそうですよ。
満室は経験せず
夏はカミーノも繁忙期なので、
アルベルゲの満室も経験するかな〜と思っていましたが
なんと一度もありませんでした。
満室の心配というより暑い中歩きたくないという理由で
ちょうどアルベルゲが開く13時頃には到着していた私は、
他のブログでよく見る、
バックパックを並べて順番待ちをしている光景には
一度も遭遇しませんでした。
ただ、宿泊中の小さなアルベルゲが
16時〜17時頃には満室になり断っているパターンは
数回目にしています。
そのため、私は目的地が小さい街の場合は
遅くとも7時には出発、14時台には到着するようにしていました。
Leon以降になると、私営の口コミの良い宿は
事前予約の人にベッドがいくつも抑えられていることが
たびたびありました。
Sarria以降は巡礼者の数がかなり増えると聞いていたので、
Booking.comでの予約を徹底。
実際Booking.comでも口コミの良いアルベルゲは
ネット上で前日には満室なんていうことも。
公営の宿は予約ができませんが、私営なら可能なので
目的地がはっきりしている&宿が心配なら、
予約を取っておくのも1つの手です。
たしかに暑いけど、耐えられる暑さ
スペインの夏はやはり暑かった!
でも湿気がないので耐えられる暑さというのが
正直な感想です。
私が歩いていた期間は
暑くて32度、平均で20度後半でした。
その前の8月中旬までは、
ヨーロッパ全体が猛暑で30度後半は当たり前。
こればかりはタイミングの問題ですが、
8月も後半出発にしてよかったと心から思いました笑
気温の問題より、日差しの強さ次第で
体感温度はかなり変わります。
山の中は日陰ができるのでまだましですが、
何も遮るものがない平地は直射日光をもろに受け
非常に暑かったです。
帽子を被り、木陰をどうにか探しては
こまめに水分補給と休憩を取りつつ、
若者からシニアまで頑張って歩いていました。
9月は朝晩結構冷えるので注意!
日中の日差しや暑さに関しては、
8月も9月もあまり変わりません。
一方、朝晩との気温差は
9月も中旬になるとかなり大きくなります。
8月は朝から半袖でも歩けましたが、
9月はmont-bellのストームクルーザーが必須でした。
寝袋ではなくトラベルシーツのみ持参していた私は
夜寝るときはTシャツにウルトラライトダウン、
ときにはヒートテックも着込まないと
寒くて何度も起きてしまうほど。
しかし日中は汗ばむくらい暑くなるので、
寒暖差から風邪を引く巡礼者も増えました。
体温調節可能な衣類を持っていくことをおすすめします。
>>>【夏のスペイン巡礼】カミーノのベストな持ち物とは?【徹底解説】
まとめ
夏後半のスペイン巡礼がおすすめな理由を
フランス人の道の様子とあわせて紹介、
気候に関する注意点もシェアしました。
夏といえど少し時期をずらし後半出発にすることで、
混雑を避け落ち着いた巡礼が満喫しやすいと感じます。
noteの日記でも巡礼中の様子を細かく綴っているので
スペイン巡礼の時期を迷っている人は、
ぜひあわせてご覧ください!
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