こんにちは、パリ在住フリーランスライターのnatsumi(@natsumiinparis)です。
平成最後の夏は、スペイン巡礼・カミーノに挑戦。
フランスのサンジャンピエドポーから、
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで
総距離799km、所要日数36日!
女一人で歩ききりました。
※巡礼中の日記はnoteで公開中。
順調に歩ききれたかといえば全くそんなことはなく笑
むしろ1ヶ月ずっと足の痛みと闘っていました。
ろくにトレーニングもせず突然ピレネー越えを経験し
毎日20km以上歩いていたので当然の結果ではありますが笑
自業自得だとわかっていても、
両足のアキレス腱と膝を痛めるというのは、
巡礼を続けるにあたり、正直かなりきつかったです。
「そんな状況でどうやって800km踏破したの??」
「私も今足が痛くてこの先の巡礼どうしようか悩み中…」
といった疑問&お悩みを解決すべく、
今回は、1ヶ月の巡礼で日々実践していた
足の痛みとうまく付き合う対処法を4つ紹介します。
※あくまで私個人の経験、見解であり
医学的根拠の記載はございません。
あらかじめご了承ください。
サリアまではバスカミーノもあり
実はバス利用する巡礼者も多い
一番理想的なのは、
2〜3日休息日を作ること。
でも、中には時間の余裕がない人もいますよね。
そんな人におすすめなのが、バスカミーノ。
巡礼路沿いには、バス路線が整備されています。
マメや膝の痛み、体調不良で歩けない、
時間がないから一部区間をスキップしたい人など、
実はバスを利用する巡礼者も結構多いです。
途中バスを利用するとなると、
全行程歩きたかったなあ…と悔しい気持ちにもなります。
でも、私は途中でリタイアせず
サンティアゴでゴールするためには仕方ない!
と割り切り3回ほどバスを利用。
まわりの巡礼者もバスカミーノには寛容で、
「良い選択だったと思うよ!」
「無理しないのが一番!」
と元気付けてくれました。
最終的に800km踏破できたのは、
あのとき無理せずバスを使い温存したからだと感じます。
少しでも足の痛みに不安を感じたら、
バスカミーノもぜひ検討してみましょう。
バス路線の詳細は、
ご参照ください。
バスカミーノの注意点
2つ紹介します。
1つ目は、バスが運行していない街もあるという点。
具体的には、AstorgaからPonferrada間の街や
セブレイロ峠沿いの小さな街にはバスが止まりません。
事前に足の調子とバス路線を確認してから
スケジュールを組むことをおすすめします。
また、日曜日でバスが運休の場合、
鉄道が通っている街なら電車を利用することも可能です。
私はSahagunからLeonまで電車で移動しました。
2つ目は、巡礼証明書が欲しいなら
サリア以降は全て歩かなければいけない点。
巡礼証明書の発行条件(徒歩の場合)は
サンティアゴまでのラスト100kmを歩ききることです。
とはいえ、本当に足が痛すぎて歩けないのに
無理をして完全に故障したら大変なので、
あくまでご自身の体を第一にしてください。
サリア〜サンティアゴもバスは走っています。
次に、痛みとうまく付き合いながら
歩き続けるための対処法を3つ紹介します。
とにかくRICE
みなさんRICEをご存知ですか?
ごはんではなくてですね、
Rest=安静
Ice=冷やす
Compression=圧迫
Elevation=怪我をした部位を心臓より高い位置に保つ
スポーツによる怪我への応急処置として有効です。
実際のやり方は、図付きで
わかりやすく説明されたサイトを紹介します↓
私は次の街のアルベルゲに到着し、
シャワーと洗濯を終えたら
毎日RICEタイムを取っていました。
アイシングに使うものですが、
氷は大きめのスーパーなら2kg単位で売っています。
でも1泊の滞在で2kgも使い切れませんよね?
しかも意外に安くありません。
そこで私が主に利用したのがアイスノン。
大体のアルベルゲでは「イエロ」と言えば
アイスノンが出てきて貸してくれます。
私は貸し出しシステムがあるとは知らず
薬局で9ユーロもするアイスノンを買ってしまいましたが笑
もしアイスノンが手に入らなければ、
タオルを冷たい水に濡らして
患部に巻きつけるだけでも結構違いますよ。
ちなみに、川で天然アイシングをしたこともあります笑
私の場合、毎日次のアルベルゲに着いた後は
足を引きずらないと歩けなかったのに
その後RICEをしっかりするだけで、
翌朝は普通に歩けるようになっていました。
サポーターを購入
足の痛みを抱えながら歩くには、
サポーターが必要不可欠!
巡礼グッズショップや薬局で手に入ります。
私は巡礼グッズショップの店員さんにおすすめされた
上記のちょっと良いサポーターを購入。
数日後もう片方の膝とアキレス腱も痛くなったので、
薬局でベージュの安いサポーターも追加で入手しました。
ベージュのほうは膝用で
3ユーロくらいだったのでお手頃です。
薬局でサポーターを買うときは、
ちゃんとサイズも測ってくれます。
ちなみに、小さい街だと薬局がない場合や
平日も14〜17時頃まではシエスタで閉まる
基本的に日曜は終日お休みになるので注意が必要です。
トレッキングポールを使う
膝を守るにはサポーターと同じくらい
トレッキングポールが重要!
私は道中で出逢った親切なおじさんが
1本譲ってくださったおかげで、
フランス人の道最後の難所、セブレイロ峠を
無事踏破できました。
巡礼グッズやスポーツ用品のお店で
20ユーロ前後で購入できます。
街のお土産やさんにも
トレッキングポールほど立派ではないけど
木の棒を加工した物が5ユーロから売っています。
理想は最初から活用することですが、
もしまだ持っていなくて
道中で膝を痛め困っている人がいたら、
ぜひすぐにトレッキングポールを入手してください!
まとめ
スペイン巡礼中の足の痛みへの対処法を
4つ紹介しました。
私はこれらの方法で痛みとうまく付き合いながら
無事800kmを踏破しました。
ただ、痛みの程度は人それぞれなので
決して無理はしないように!お願いします!
巡礼中足の痛みに悩んでいる方のお役に
少しでも立てていれば幸いです。
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