こんにちは、パリ在住フリーランスライターのnatsumi(@natsumiinparis)です。
平成最後の夏は、スペイン巡礼/カミーノに挑戦。
フランスのサンジャンピエドポーから
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの
約800kmを36日かけて踏破しました。
なぜカミーノを歩いたかというと、
- 久々に大きな達成感を得て自分に自信をつけたかった
- 一旦自分とじっくり向き合う時間がほしかった
というのが１番の理由です。
みなさんも、
“何か生きづらい…”
“自分の人生、本当にこのままで良いのだろうか…”
“ずっと突っ走ってきたから、
一度立ち止まって今後の人生について考えたいけど…”
こんなもやもや、抱えていませんか？
今回は、そんな人生に悩む全ての人におすすめしたい
スペイン巡礼の魅力を実体験をまじえてご紹介します。
人生を楽しみより前向きに生きていくためのヒントが
カミーノにはたくさん隠されていますよ…！
人の優しさが疲れた心を癒してくれる
“巡礼者は家族”という表現があるほど、
カミーノではお互いが助け合って歩いています。
みんな“サンティアゴでゴールする”という
共通の目標があるからこその団結力です。
アキレス腱と膝を痛めて苦しんでいたとき、
すでに1,000km以上歩いている70歳のおばあちゃんに
「無理せずゆっくりね」とハグされたときは
そのあったかさに涙がでました。
何度かちらっと顔を合わせただけの人や
もはや出会って数分の人でさえ、
「あなたの笑顔とっても素敵よ、今日も頑張ろう！」
と励ましてくれたり、
私の膝のサポーターを見て
「君にはトレッキングポールが必要だ！」
とその場で１本譲ってくれたり…
なんでこんなにみんな優しいの？？
という場面を何度も経験しました。
巡礼者同士の思いやりの連鎖は
常に気を張って生きていた私の疲れた心を
ゆっくりと癒してくれました。
頑張りすぎないことの大切さ
何度も巡礼を経験し、
カミーノマスターと慕われていた
フランス人のおじいちゃんに言われた言葉が、
今でも忘れられません。
“何事も頑張りすぎないことが大切。
そして楽しめないことは無理に続けない。
大きなストレスを抱えながら我慢して続けて
心も体も壊れてからでは遅いからね。
カミーノも仕事も同じだよ。”
“辛いことも我慢我慢我慢、
苦労を乗り越えられてこそ成果が出るし
良い経験になるんだ、だから今は耐えろ“
という風潮の中で生きてきた私にとって
“頑張りすぎないことの大切さ”を
本気で語ってくれる大人に出会えたことは
かなり新鮮でした。
そしてフリーランスに転向し不安もあるけど
「仕事が楽しい！」と思えている今、
自分の選択は間違っていなかったんだ
とほっとしました。
カミーノを踏破するには、マイペースに
頑張りすぎずに歩くことがもっとも大切です。
足が痛くて途中バス移動をしても
「それは良い選択だね！」
「無理せずうまく調整するのが一番！」
と誰も”楽をしたこと”に対して
否定的なことは言いません。
限界を感じるラインは人それぞれだから、
一概に”とにかく忍耐だ”と考えるのではなく
自分のリミットを理解し、
うまくコントロールすることの大切さを
カミーノを歩くことで学べます。
800km踏破の達成感が自信に繋がる
壮絶なマメ治療を見守ったことがきっかけで
仲良くなった韓国人の女の子と先日連絡を取ったときのこと。
彼女は仕事を辞めてカミーノを歩き、
今は絶賛転職活動中とのことでした。
「新しい生活は正直大変だけど、
今はとても前向きな気持ちで頑張れている！」
と言っていました。
まさにそのとおりで、
私もカミーノを歩ききった達成感が大きな自信となり
自分のペースでいいから、
着実にステップアップしていこう！
とこれからの人生に前向きになれています。
以前の私だったら不安に駆られていたようなことも
今は「私ならできる！」
とポジティブに捉えられるようになり、
毎日をより楽しく生きられるようになりました。
「１つのことを全力でやり遂げる」
これを“歩く”という非常にシンプルな方法で
実現できるのがカミーノの魅力です。
特別な能力は必要なく誰でも気軽に挑戦できて
かつ人生を前向きに生きるために必要な考え方や
自信をゲットできます。
まとめ：人生に行き詰まったらカミーノへ！
人生に行き詰まっている全ての人に
スペイン巡礼をおすすめしたいと思い、
今回ブログに経験と想いを綴りました。
実際カミーノで出逢った人たちを思い出すと
心がいつでも穏やかになるし、
頑張りすぎないライフスタイルも身につき
久々の大きな達成感から自信まで得られ
とても生きやすくなりました。
会社員で長期休みを取るのが難しくても、
800kmを何区間かに分けて少しずつ歩くことが可能です。
巡礼手帳に有効期限はないので、
何年もかけて踏破する人もいます。
このブログを読んで、
少しでもカミーノに挑戦してみたい！
と思っていただけていたら嬉しいです。
最後に、noteにも筆者のカミーノ体験を
日記形式でリアルに綴っているので
もしよければぜひご覧ください！
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